2018/07/31
この、一見なんだか解らない写真は「the Pale Blue Dot」と呼ばれます。
1990年、宇宙探査機のボイジャー1号が、約60億キロメートルの彼方から撮影した地球の写真です。
右端の、茶色い帯状の光線の中ほどに、画面の汚れにしか見えない、ちいさな青白い点が写っていることにお気付きでしょうか?
これが、地球です。
アメリカの天文学者、カール・エドワード・セーガンがNASAに掛け合い、この写真を撮らせたそうです。
彼は、その講演のなかで、「この距離から見ると、地球は、特に興味深くは見えないかも知れない。しかし、あれは故郷で、あれが私達なんだ」「人類の全ての歴史は、この小さな青い点で起こっている。ここは、我々の唯一の家だ」と表現しています。
悠久の時間のなかで、一瞬にも満たない時間を共有している僕たちは、まさに日々奇跡を見ているようですね。